松田幸子 著
たしかに女性は哲学者から人間扱いされていなかったこともある。それは本文の中で少し触れておいた。しかし、女性が女性を強調するときに陥る落し穴は、人間としての普遍的考え方の欠如である。今後男女共同参画社会が理想的に実現すれば、もはや女性も「女らしく生きよ」という呪縛から解き放たれ、一個の人間としての義務は何かということを、正しく考えながら生きることが要求されるであろう。したがってこの本は、そのような時代を生きるための考え方の基礎となるものとして書いたものである。
「BOOKデータベース」より
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