危険可能性のある原子力発電がいいのか、地球温暖化を招くかもしれない火力発電がいいのか?また、効果はあるが危険もある新しい薬を使うかどうかを決めるには?-このような選択・意志決定の際にどのような「リスク」があるかを情報開示し、それに対し人々がどう考えるか、のコミュニケーション過程が重要となる。本書は、政策決定者や技術者と一般の人々の間のリスク・コミュニケーションのあり方に関する心理学的知見をまとめる。とくに、わかりやすく伝えるための表現技術、受け手の認知の特徴、信頼を得る手続きなどについて、くわしく解説する。
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