海上航行に直接関係のある法規の総称である海事法規のうち、日本船舶の要件等を定める船舶法、船舶の堪航性を確保するために要求される構造、設備等について規定する船舶安全法、船員の労働条件、船長の職務権限等を定める船舶職員法、海上における交通法規たる海上衝突予防法、港則法及び海上交通安全法海事法規の基本を成すものについて簡明な解説を加えたものであり、初めて海事法規を学ばれる方、学校で海事法規を習われる方の教科書、参考書となる書。今回の改訂に当たり、最新の安全技術の普及を図るための「海上における人命の安全のための国際条約(SOLAS条約)」の改正、平成8年7月に我が国について効力を生じた国連海洋法条約に対した国内法の整備、安全対策についての船員の能力確保のための船員法の改正、海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律の改正等、国際化と海上の安全に対応した最新の法令整備を中心に、その他の法令についてもその内容を最新のものに改めている。
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