松尾未来 著
育ての親の爺が死んだばかりか、非道の領主をやむなく刺して追われる身となった運命の日の夜、じゃこは自分の出生にまつわる秘密を知った。母親は異国の人で、じゃこを産むと間もなく、短剣と船とを残して死んだのだという。兄とも慕う飛魚のすすめに従い、じゃこはたったひとりで船を操り、南の海へ乗り出すことにした。母の国をさがすために。だが、じゃこを待ち受けていたのは、嵐と倭寇の船だった。
「BOOKデータベース」より
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