デカメロン : 新訳  第3

ポッカッチォ 著 ; 高橋久 訳

[目次]

  • 目次
  • 第五日 デカメロンの第四日が終り、第五日がはじまる。この日にはフィアンメッタが主宰して、いくつかの残酷な事件や、不幸な事件を経た後、恋人たちに幸運がめぐってくることを話しあう。 / 13
  • 第一話 チモーネは恋をして利口になり、恋人エフィジェニアを海上で奪う。彼はローディ島で投獄されるが、リジマコが彼を救い出す。彼はリジマコとともに、エフィジェニアとカッサンドレアを結婚式の時に奪い、女二人をつれてクレーティ島に遁れる。その後女たちは二人の妻になり、彼らは女たちともども家に呼び返されるという話。 / 16
  • 第二話 ゴスタンツァはマルトゥッチョ・ゴミトを愛していたが、彼が死んだと聞いて失望のあまり、ただ一人小舟に乗って風のまにまにスーザに流される。ところが彼女は、トゥニスで彼が健在なことを知り、彼の前に姿を現わす。彼は献策の功によって国王から特別な待遇をうけており、彼女と結婚する。彼は裕福になって彼女をつれてリパリへ帰るという話。 / 32
  • 第三話 ピエトロ・ボッカマッツァはアニョレッラと駈落ちし途中盗賊に襲われる。女は森をぬけてのがれてはみたものの結局ある城に連れて行かれる。ピエトロは一旦盗賊に捕えられるが、その手をのがれ、幾多の事件に遭遇しながら遂にアニョレッラのいる城にたどり着く。彼はそこで彼女と結婚し、共に手をたずさえてローマに帰るという話。 / 42
  • 第四話 リッチャルド・マナルディは、リツィオ・ディ・ヴァルボーナ氏に、その娘といるところを見つけられるが、彼女と結婚し、彼女の父親とも仲よくしているという話。 / 53
  • 第五話 グイドット・ダ・クレモーナはジャコミン・ダ・パヴィアに一人の少女を遺して死ぬ。その少女にジャンノーレ・ディ・ヤヴェリーノとミンギーノ・ディ・ミンゴレがファエンツァで思いをよせる。そのため二人は喧嘩沙汰に及ぶが、その少女がジャンノーレの妹であることが分り、ミンギーノに妻としてあたえられるという話。 / 62
  • 第六話 ジャンニ・ディ・プロチダは自分の恋人で、フェデリゴ王に献上されていた若い婦人といっしょにいるところを発見され、二人とも火あぶりにされることになって柱に縛られるが、ルッジェーリ、デ・ロリアの眼にとまり、難を遁れて婦人の良人になるという話。 / 71
  • 第七話 テオドーロは主人アメリーゴ氏の娘ヴィオランテを恋し、妊娠させて絞首刑を宣告される。彼は鞭打たれながら刑場に引かれて行くが、父親に認められて釈放され、ヴィオランテを妻にするという話。 / 80
  • 第八話 ナスタジョ・デリ・オネスティはトラヴェルサーリ家の娘に思いをよせるが、すげなく断わられ、財産を使い果してしまう。ある時彼は親戚の者に頼まれてキアッシへ行くが、その地で一人の騎士が若い娘を追いまわし刺し殺し、それを二匹の犬が貪り喰うのを見る。その後、彼は親戚の人たちといっしょに愛する婦人を食事に招待する。婦人はそれと同じ娘が食い殺されるのを見て、自分にも同じようなことが起りはしないかと怖れ、ナスタジョを良人にするという話。 / 91
  • 第九話 フェデリーゴ・デリ・アルベルギは恋をするが片思いである。なんとかご機嫌をとろうと思って金をつかい、財産をつぶして、残るは一羽の鷹だけになってしまう。ある時恋人が家へやってくるが、何もないのでそのを食事に出す。恋人はそれを知って心を改め、彼を良人に迎えて金持にしてやるという話。 / 100
  • 第十話 ピエトロ、ディ・ヴィンチョロは食事に招かれて外出する。その間に妻は若い男を引張りこむが、ピエトロが帰宅する。妻はその男を鶏籠の下にかくす。ピエトロは食事に招かれたエルコラーノの家で、細君が引き入れておいた若者が見つけられた話をする。妻はエルコラーノの細君を非難する。ところが運悪く驢馬が籠の下にいた男の指を踏みつけて、男が悲鳴をあげる。ピエトロはそこへ走りよって男を見つけ、妻の詭計を知るが、自分も淫らな行為をしているため、結局妻と仲直りをするという話。 / 110
  • 第六日 デカメロンの第五日が終り、第六日がはじまる。この日にはエリザが主宰して、人にやりこめられた時、優しい言葉でやり返したり、当意即妙の返答や明晰な判断で、損害や危険や恥辱を免れた人たちのことを話しあう。 / 127
  • 第一話 ある貴族がオレッタ夫人に向かい、面白いお話をして馬に乗っているような思いをさせてやろうと言う。ところがその話がへただったので、彼は夫人からどうぞおろしてくれと頼まれるという話。 / 132
  • 第二話 パン焼きのチスティはうまい言葉で、ジェリー・スピーナ氏の無分別な要求を悟らせるという話。 / 135
  • 第三話 ノンナ・デ・プルチ夫人は当意即妙の答弁をして、フィレンツェの司教のみだらな駄洒落に沈黙を命じるという話。 / 141
  • 第四話 クルラード・ジャンフィリアッツィの料理人キキビオは難をのがれるために当意即妙の言葉を返して、主人クルラードの怒りを笑いに転じ、クルラードに脅かされていた禍を免れるという話。 / 144
  • 第五話 フォレーゼ・ダ・ラバッタ氏とジョット画伯はムジェッロからの帰り途、互いに相手のみすぼらしい風采を冷かしながらやり合うという話。 / 148
  • 第六話 ミケーレ・スカルツァは青年たちに、バロンチ家の人たちがマレンマはおろか世界じゅうでも第一級の貴族であるということを証明して、夕食を賭け、それに勝つという話。 / 151
  • 第七話 フィリッパ夫人は恋人といっしょにいるところを良人に見つけられ、法廷に呼び出されるが、即座に明快な返答をして刑を免れた上、法律を改正させるという話。 / 155
  • 第八話 フレスコが姪に向かって、もしお前が不快な人を見るのがいやだったら、鏡を見るなと言った話。 / 160
  • 第九話 グイド・カヴァルカンティはいきなり自分を捕えたあるフィレンツェの騎士たちに、警句でいんぎんに悪口を言うという話。 / 163
  • 第十話 修士チポッラはある百姓たちに天使ガブリエッロの羽を見せる約束をする。ところが羽を入れておいたところに炭があったものだから、それは聖ロレンツォを焼いた炭だと言う話。 / 167

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 デカメロン : 新訳
著作者等 Boccaccio, Giovanni
高橋 久
ポッカッチォ
書名ヨミ デカメロン : シンヤク
書名別名 Dekameron
シリーズ名 新潮文庫
巻冊次 第3
出版元 新潮社
刊行年月 1966
ページ数 187p
大きさ 15cm
全国書誌番号
66000853
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言語 日本語
出版国 日本
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