稲作文化の世界観 : 『古事記』神代神話を読む

嶋田義仁 著

本書では、神代神話を古代日本人の民衆生活と結びついた豊かな物語として捉え、その構造分析を出発点として「稲作文化の世界観」とは何であるかを解き明かしてゆく。民俗学によるさまざまなアプローチや多くの歴史資料をふまえ、さらにヨーロッパの畑作文化との比較を通して、グローバルな視点から稲作文化固有の宗教世界を描き出す。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序論 思想としての『古事記』神代神話-本書の成り立ち
  • 第1章 日本神話の構造的研究-さまざまなアプローチ
  • 第2章 恋とアクションの神代神話
  • 第3章 兄弟闘争神話の構造-二ラウンドの逆転劇とヒーローを助ける美女の物語
  • 第4章 地霊と水霊の争い-兄弟闘争神話の意味
  • 第5章 恋愛神話の構造-愛と死の神話
  • 第6章 稲作民の死生観-神代神話の理論体系
  • 第7章 夏作物栽培文化と復活の季節
  • 第8章 水母神-稲作文化の豊饒神
  • 第9章 灌漑農業文化と絶対神
  • 終章 神代神話とその作偽

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 稲作文化の世界観 : 『古事記』神代神話を読む
著作者等 嶋田 義仁
書名ヨミ イナサク ブンカ ノ セカイカン : コジキ ジンダイ シンワ オ ヨム
シリーズ名 古事記 175
平凡社選書 175
出版元 平凡社
刊行年月 1998.3
ページ数 354p
大きさ 20cm
ISBN 4582841759
NCID BA35204907
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全国書誌番号
99000877
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言語 日本語
出版国 日本
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