死と復活

池上英洋 著

イタリア・フィレンツェ郊外の小さな美術館で出会った一つの謎めいた板絵。それは死んだはずの赤ん坊をよみがえらせた聖人の奇跡を描いたものだった。この「嬰児復活の奇跡」と、その上位テーマたる「狂気の母」が、著者を思索の旅に招き入れる。聖餐・聖遺物といったキリスト教文化圏特有の信仰形態や、遡って古代エジプト、ギリシア、ケルト文化にも見られる「死と復活」の主題。これら多くの図像や史料を読み解きながら西洋精神の根幹を成す「死と復活」の思想の本質と、キリスト教の深層に肉薄する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 「嬰児復活の奇跡」と聖遺物
  • 第2章 聖餐とカニバリズム
  • 第3章 聖杯伝説と生贄の祭儀
  • 第4章 子殺しの魔女とケルトの大釜
  • 第5章 ディオニューソスと「洗礼による死」
  • 第6章 若返りの釜-グノーシス、錬金術、アンドロギュヌス

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 死と復活
著作者等 池上 英洋
書名ヨミ シ ト フッカツ : キョウキ ノ ハハ ノ ズゾウ カラ ヨム キリストキョウ
書名別名 「狂気の母」の図像から読むキリスト教
シリーズ名 筑摩選書 0084
出版元 筑摩書房
刊行年月 2014.2
ページ数 301p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-480-01592-1
NCID BB14800516
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22395205
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想