オルレアンのうわさ : 女性誘拐のうわさとその神話作用

エドガール・モラン 著 ; 杉山光信 訳

1969年5月の初め、ひとつのうわさがオルレアンで広まった。幾人かの女性が行方不明になっているという。ユダヤ人の商人たちが、ブティックの試着室のなかで薬物をかがせるか注射するかして、地下の通路を経て、外国の売春街へ攫っていったというのだ。この月の末に至る間にうわさは尾ひれをつけられ、この「犯人」たちを威嚇するような性格をもつ。ユダヤ商人の多くは、ある狂気が彼らを包囲するのを知る。じっさいには、何ごとも生じていなかった。だれ一人として、オルレアンで行方不明の女性などいなかった。すべては口から耳へと伝えられ生じたのである。モランとその調査グループは、この事件の解明を試みる。なぜオルレアンで?なぜユダヤ人が名ざしで?いかにうわさは増殖し、神話化したか。

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[目次]

  • 総合レポート
  • 調査日記
  • 記録
  • アミアンのうわさ
  • 現在あるものの社会学

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この本の情報

書名 オルレアンのうわさ : 女性誘拐のうわさとその神話作用
著作者等 Morin, Edgar
杉山 光信
モラン エドガール
書名ヨミ オルレアン ノ ウワサ : ジョセイ ユウカイ ノ ウワサ ト ソノ シンワ サヨウ
書名別名 La rumeur d'Orléans. (Nouvelle éd.)
出版元 みすず書房
刊行年月 1997.6
版表示 第2版, 新装.
ページ数 393p
大きさ 20cm
ISBN 4622049074
NCID BA31200289
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全国書誌番号
98005049
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 フランス語
出版国 日本
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