漱石 : その新たなる地平

重松泰雄 著

己の髪の毛をつかんで己を吊すがごときモノローグ的自閉世界から二つの認識の出会いによる対話的構造の世界へ。-漱石晩年の芸術的転回。新たな文学的地平を克明に照射する創意の論。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 薄ら寒さと春光と-「硝子戸の中」における「過去」
  • 自然という名の「相対」と「絶対」-「道草」論第一
  • 内言と論評-「道草」論第二
  • 閉じられぬ「完結世界」-「道草」論第三
  • 「天」のアイロニー-「明暗」の光学
  • 「こゝろ」の二十の「景観」-非注釈的注釈への試み
  • 「私の個人主義」における「過去」-「道草」の方法一つの序説
  • 「道草」から「明暗」へ-その連続と非連続
  • 「明暗」-その隠れたモティーフ
  • 漱石と老荘・禅 覚え書
  • 漱石晩年の思想-ジェイムズその他の学説を手がかりとして

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 漱石 : その新たなる地平
著作者等 重松 泰雄
書名ヨミ ソウセキ : ソノ アラタナル チヘイ
出版元 おうふう
刊行年月 1997.5
ページ数 382p
大きさ 22cm
ISBN 4273029901
NCID BA30690229
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全国書誌番号
98008906
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言語 日本語
出版国 日本
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