近年の都市計画において日本のアーバン・デザインがどのように展開してきたか、また、どのような特殊性が存在しているのか。吉阪隆正の有形学に触発され、フランスの生活と文化に啓発された著者が、帰国して現在にいたる一五年の実績を通して体得してきた、街づくり、環境づくりの報告。快適な生活環境の実現を目指し、外国の街づくりと比較しながら、現在の日本の都市環境や行政を一方で批判しながらも、真に納得のできる「アーバン・デザイン」を確立するべく、行政や市民と一緒に奮闘してきた実践的入門書。
「BOOKデータベース」より