明治維新史学会 編
明治維新以後、近代日本の急速な工業化は「西洋化」に邁進した事によるといわれるが本当にそうだったのか。実は、日本の資本主義化は近世以来の伝統社会の解体を推し進めたというよりは、西洋標準を軸にしながらも、むしろすでに変質しつつあった伝統社会の動きを背景に、それらとの併存と体制的包摂を進めていったところに最大の特徴があった。近代日本社会の形成を「経済」の視点から明らかにし、全く新しい近代日本像を描き直す。
「BOOKデータベース」より
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