『暗夜行路』を読む : 世界文学としての志賀直哉

平川祐弘, 鶴田欣也 編

『暗夜行路』ほど評価の分れる作品もめずらしい。測る基準をどこに置くかで価値が全く変わってしまう。東西の研究者が近代小説という狭い基準にとらわれず、世界文学の視点から大胆に読み直すことで、全く新しい読みの次元を導入する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • この人を見よ-志賀直哉の『暗夜行路』における自己崇拝
  • 志賀直哉におけるファミリー・ロマンス
  • もうひとつの成熟
  • 『暗夜行路』における女性と自己
  • 『暗夜行路』「第一」の基調-性的自我の自然主義的探究
  • 『暗夜行路』における子宮の(脱)形而上学
  • 反覆の詩学としての『暗夜行路』-ドストエフスキーを視座として
  • 世界文学の傑作は近親相姦を扱う-『暗夜行路』の場合
  • 実験工房としての『暗夜行路』
  • 志賀直哉の「母親たち」
  • 志賀文学と植民地-辺境へ行く水商売の女たち
  • 大山を描いた二人の作家-ハーンと志賀直哉との関係
  • 『暗夜行路』はどのように読まれてきたか
  • 北米で『暗夜行路』はどのように読まれてきたか

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 『暗夜行路』を読む : 世界文学としての志賀直哉
著作者等 平川 祐弘
鶴田 欣也
書名ヨミ アンヤ コウロ オ ヨム
シリーズ名 暗夜行路
出版元 新曜社
刊行年月 1996.8
ページ数 489p
大きさ 20cm
ISBN 4788505681
NCID BN15066744
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全国書誌番号
97020541
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言語 日本語
出版国 日本
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