「なんのしがらみもなく、ベッドの上の関係を楽しもう」エラは親友の結婚式で出会った新郎の友人、マットの言葉に戸惑った。彼は優秀な弁護士として都会に暮らし、かたや自分はもうすぐ故郷へ帰ろうとしている。その引っ越しまでの短い間だけ夜を分かち合おうだなんて、"愛人になれ"と言われているも同然だ。失礼きわまりない提案だとつっぱねてもいいはずなのに、マットほど魅力的な男性に出会ったのは初めてだったエラは、思いがけずイエスと応えてしまった-甘い夜を7回過ごせば、虚しい結末が訪れるとわかっていながら。家族の愛を知らずに育ったため愛そのものを信じられないエラが、人生で一度だけ自分に許した恋愛ごっこのはずが…。作者得意の濃密なラブシーン。
「BOOKデータベース」より