肉体の迷宮

谷川渥 著

ねじれ、ひきつり、傷つき、腐る肉体。このトポスに派生するあらゆる問題系を鮮やかに論じる。「自然」を特権的な画題としてきたゆえに、希薄な肉体のイメージしか持たなかった日本人が、明治以降、量塊的な肉体表象を持つ西洋美術に対峙した過程を取り上げた「『日本人離れ』の美学」をはじめ、ユイスマンスが魅せられたグリューネヴァルトの磔刑図、フランシス・ベーコンの叫ぶ教皇などの作品を取り上げる。東西の美術・文学・哲学を自在に横断しながら、"肉体"と格闘した美意識を論じる独創的な表象論。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 「日本人離れ」の美学-「他者」としての肉体
  • 第2章 三島由紀夫のバロキスム
  • 第3章 谷崎潤一郎vs三島由紀夫-『金色の死』をめぐって
  • 第4章 人形と彫刻
  • 第5章 寸断された身体-鏡像と画像
  • 第6章 変身と怪物
  • 第7章 ピュグマリオン・コンプレックス
  • 第8章 聖性と腐爛-ユイスマンス小論
  • 第9章 叫びと肉塊-フランシス・ベーコン覚書
  • 第10章 肉体の美術史-芸術の皮膚論講義

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 肉体の迷宮
著作者等 谷川 渥
書名ヨミ ニクタイ ノ メイキュウ
書名別名 Nikutai no meikyu
シリーズ名 ちくま学芸文庫 タ17-4
出版元 筑摩書房
刊行年月 2013.5
ページ数 359p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-09548-0
NCID BB12394039
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全国書誌番号
22277319
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言語 日本語
出版国 日本
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