張形と江戸女

田中優子 著

張形は、江戸時代の春画に多く描かれる女性自身のための性具である。そこから江戸の性の変遷がみえる。春画では、女性が一人で使用する姿だけでなく、奥女中同士で愉しむ姿も描かれている。やがて、庶民へと普及し、男女の前戯に使用される例が現れる。絵に溢れるカラッとしたユーモア。文庫化にあたり、図版、カラー口絵4頁を追加。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 欲望の発露(錦の袋にはいった「女の性」
  • 女の性欲と張形文化 ほか)
  • 2 快楽の追求(奥女中の性を描いた『床の置物』
  • 数字をめぐるおかしさ ほか)
  • 3 開放感の伝播(性愛の先進地・上方の張形
  • 京に遅れをとった江戸の張形 ほか)
  • 4 好事家の世界へ(変貌する張形の用途
  • 女性のマスターベイションを描く文化 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 張形と江戸女
著作者等 田中 優子
書名ヨミ ハリガタ ト エドオンナ
シリーズ名 ちくま文庫 た98-4
出版元 筑摩書房
刊行年月 2013.5
ページ数 222p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-43056-4
NCID BB12440395
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全国書誌番号
22276820
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言語 日本語
出版国 日本
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