ニコライ・ゴーゴリ

ウラジーミル・ナボコフ 著 ; 青山太郎 訳

著者はゴーゴリに貼られているさまざまのレッテルを剥がし、一切の文学史的先入見を捨てて、ひたすら作品そのものに迫ろうとしている。ロシア文学における永遠のテーマのひとつ、ポーシロスチに関する論は貴重であり、また『死せる魂』第一部完成以後の時期をはっきり創作力減退の時期とする指摘も鋭い。ユモリスト、サチリスト、リアリストとしてのゴーゴリ像に執拗な反駁を加えながらも、著者は彼自身のゴーゴリ像なるものを何らかのドグマとしてうち立てようとはしていない。そうしたやり方は所詮ゴーゴリ像の新たな固定化を招来するにすぎないと承知しているかのごとくである。彼の批評はあくまで作品そのものとの深い接触をとおして、ゴーゴリというこのとてつもない世界の存在を読者にうかがわせること、読者をしてこの世界の前に素手で立たせることである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 死と青春
  • 2 政府の亡霊-『検察官』
  • 3 われらがミスター・チチコフ-『死せる魂』
  • 4 教え導く者
  • 5 仮面の神化-『外套』

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ニコライ・ゴーゴリ
著作者等 Nabokov, Vladimir Vladimirovich
青山 太郎
Nabokov Vladimir
ナボコフ ウラジーミル
書名ヨミ ニコライ ゴーゴリ
書名別名 Nikolai Gogol

Nikorai gogori
シリーズ名 平凡社ライブラリー 136
出版元 平凡社
刊行年月 1996.2
ページ数 266p
大きさ 16cm
ISBN 4582761364
NCID BN13875660
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全国書誌番号
96047237
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言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本
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