凡常の発見 : 漱石・谷崎・太宰

細谷博 著

「凡常」とは、いわば日々を生きる私たち自身の姿である。夏目漱石・谷崎潤一郎・太宰治他の代表作を前に、近代文学がすぐれた作品の力によってあらわしてきた「凡常」のかたちを巧みに掴みとり、誰でもが「読み」うる小説世界をあらたなひろがりの場として開放する"等身大の小説論"。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 「凡常」の受けとめ
  • 津田の「余裕」、『明暗』のおかしみ
  • 『明暗』の面白さ、わかりやすさ-「対」の世界
  • 『道草』の味わい-「迂闊な健三」と「捨てられた父」
  • 啓蒙と疎隔-『野分』
  • 「伝聞」と「忖度」のひろがり-『細雪』
  • 「持続」と「収束」-『細雪』大尾
  • 紳士たちの物語、夫婦和合譚-『細雪』から『明暗』へ
  • 『人間失格』の「人間肯定」-語りのサービスと笑い
  • 「凡庸の人物たち」の悲喜劇-太宰治『お伽草紙』〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 凡常の発見 : 漱石・谷崎・太宰
著作者等 細谷 博
書名ヨミ ボンジョウ ノ ハッケン
シリーズ名 南山大学学術叢書
出版元 明治書院
刊行年月 1996.2
ページ数 469p
大きさ 20cm
ISBN 4625430720
NCID BN14165128
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全国書誌番号
96046991
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言語 日本語
出版国 日本
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