モードの迷宮

鷲田清一 著

たとえば、このドレスはわたしの身体を覆っているのだろうか。逆に晒しているとはいえないだろうか。たとえば、衣服は何をひたすら隠しているのだろうか。いやむしろ、何もないからこそ、あれほど飾りたてているのではないだろうか。ファッションは、自ら創出すると同時に裏切り、設定すると同時に瓦解させ、たえずおのれを超えてゆこうとする運動体である。そんなファッションを相反する動性に引き裂かれた状態、つまりディスプロポーションとしてとらえること、そしてそれを通じて、"わたし"の存在がまさにそれであるような、根源的ディスプロポーションのなかに分け入ってゆくこと、それが問題だ。サントリー学芸賞受賞作。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 拘束の逆説(意識の皮膚
  • 従順な身体
  • シンデレラの夢
  • 誘惑の糸口
  • 騒がしい境界)
  • 2 隠蔽の照準(泡だつ表面
  • "肉"の回避
  • 最後のヴェール
  • イマジネールな外縁
  • 同一性の遊び)
  • 3 変形の規則(饒舌な可視性
  • 身体のシミュレーション
  • "わたし"のもろさ
  • 無秩序に変えられるための秩序
  • 明るいニヒリズム?)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 モードの迷宮
著作者等 鷲田 清一
書名ヨミ モード ノ メイキュウ
書名別名 Modo no meikyu
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 1996.1
ページ数 230p
大きさ 15cm
ISBN 4480082441
NCID BN13699579
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全国書誌番号
96040590
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言語 日本語
出版国 日本
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