原子力時代の驕り

R. シュペーマン 著 ; 山脇直司, 辻麻衣子 訳

本書は3.11をきっかけにしたインタビューも含めた反原発論集でドイツでは大きな反響を呼んでいる。著者は「核燃料廃棄物の最終貯蔵場が決まらない状態での原発稼働は、将来の世代に対し不当な要求を強いて、倫理的に不正である」と共に「生活圏のすべてを住めなくしてしまうほど、大きな犯罪はない」として原子力時代の不条理を究明する。徹底した倫理学的な考察を通して、その不合理性と非倫理性を明らかにした貴重な証言集である。今後予想される長きにわたる論争にとって避けては通れない問題にかけがえのない知恵を提供しよう。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 政治的倫理の問題としての自然界への技術介入
  • 2 エネルギー政策の倫理的な観点-一人のキリスト教徒の立場から
  • 3 私は「複数の中での一つの進歩」という考えに立ち戻ることを要求する
  • 4 「後は野となれ山となれ」でメルトダウン
  • 5 日本で神はどこにおられたのか?-津波による大災害に直面して
  • 6 理性、原子力、信仰-野放図な科学、軽薄な成長政策、排除された残余リスクについて

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 原子力時代の驕り
著作者等 Spaemann, Robert
山脇 直司
辻 麻衣子
シュペーマン ローベルト
書名ヨミ ゲンシリョク ジダイ ノ オゴリ : 「 アト ワ ノ ト ナレ ヤマ ト ナレ 」 デ メルトダウン
書名別名 Nach uns die kernschmelze

「後は野となれ山となれ」でメルトダウン
出版元 知泉書館
刊行年月 2012.12
ページ数 124p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-86285-143-7
NCID BB11234059
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全国書誌番号
22191466
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 ドイツ語
出版国 日本
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