火坂雅志 著
「剣を捨ててみるか」武蔵は低くつぶやいた。慶長17年、厳流島で佐々木小次郎を倒した武蔵はいずこともなく姿を消す。殺人刀に空しさを感じ、高野山の良覚上人に大小二刀を預け、柔の始祖・竹内道場の門を叩いた。家康の大坂攻めを間近に控え、秀吉の隠し財産のありかを記した大師屋蔵経をめぐる、豊臣、徳川双方の暗闘に武蔵も巻き込まれていく。そして意外な人物が武蔵の前に立ちはだかった。新しい宮本武蔵像を見事に描出した傑作時代小説。
「BOOKデータベース」より
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