茶の本

岡倉覚三 著 ; 村岡博 訳

茶の湯によって精神を修養し、交際の礼法をきわめるのが茶道である。その理想は、禅でいうところの「自性了解」の悟りの境に至ることにある。この本は、そうした「茶」を西洋人に理解させるために著者(1862‐1913)が英文で書いたもので、単なる茶道の概説書ではなく、日本に関する独自の文明論ともいうべき名著。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 人情の碗
  • 第2章 茶の諸流
  • 第3章 道教と禅道
  • 第4章 茶室
  • 第5章 芸術鑑賞
  • 第6章 花
  • 第7章 茶の宗匠

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 目次
  • はしがき / p3
  • 訳者のことば / p9
  • 改版に際して / p11
  • 第一章 人情の碗 / p19
  • 茶は日常生活の俗事の中に美を崇拝する一種の審美的宗教すなわち茶道の域に達す
  • 茶道は社会の上下を通じて広まる
  • 新旧両世界の誤解
  • 現今における富貴権勢を得ようとする争い
  • 第二章 茶の諸流 / p29
  • 茶の進化の三時期
  • 唐、宋、明の時代を表わす煎茶、抹茶、淹茶
  • 第三章 道教と禅道 / p38
  • 道教と禅道との関係
  • 道教とその後継者禅道は南方シナ精神の個人的傾向を表わす
  • 道教は浮世をかかるものとあきらめて、この憂き世の中にも美を見いだそうと努める
  • 第四章 茶室 / p49
  • 茶室は茅屋に過ぎない
  • 第五章 芸術鑑賞 / p61
  • 第六章 花 / p70
  • 花はわれらの不断の友
  • 「花の宗匠」
  • 西洋の社会における花の浪費
  • 第七章 茶の宗匠 / p82
  • 芸術を真に鑑賞することはただ芸術から生きた力を生み出す人にのみ可能である
  • 茶の宗匠の芸術に対する貢献
  • 処世上に及ぼした影響
  • 利休の最後の茶の湯
  • 注 / p87
  • 解説 / p91

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 茶の本
著作者等 岡倉 覚三
村岡 博
岡倉 由三郎
岡倉 天心
書名ヨミ チャ ノ ホン
シリーズ名 岩波文庫
出版元 岩波書店
刊行年月 1961 38刷
版表示 改版
ページ数 93p
大きさ 15cm
ISBN 4003311515
NCID BA60002198
BA81503238
BN01814068
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全国書誌番号
61009454
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本

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