フランス言語地理学

Albert Dauzat 著 ; 松原秀治, 横山紀伊子 訳

[目次]

  • 目次
  • まえがき / p1
  • 旧版解説 / p3
  • 第一部 言語地理学の起原,目的,学説 / p1
  • 第一章 最初のフランス言語地図集。ジリエロンとその門下の業績。地方別の新しいフランス言語地図集
  • 1) 最初のフランス言語地図集
  • どんな理由で,どんな風にしてこの地図集は作られたか / p1
  • 2) 批判と修正,被質問者の心理解剖 / p6
  • 3) 言語地理学創始者ジリエロン,その業績とその著作の性質 / p12
  • 4) 他の地図集 / p17
  • 5) 色々の著作と研究 / p21
  • 6) フランスの新しい言語地図集:目的,方法,組織 / p25
  • 第二章 言語地理学の目的とその一般的性質。地図の解釈
  • 言語層位学
  • 1) 俚語研究の革新 / p31
  • 2) 地図の解釈と言語層位学:牝馬,唇などの地図 / p35
  • 3) 外国語からの借用:破壊地層
  • 推移の年代 / p41
  • 4) 地区連続の原則
  • 原則の適用と制限:唇と接吻,せみと黄金虫,belette,側面の地区 / p44
  • 5) フランス標準語と俚語との関係:フランス語の蜜ばちの名称 / p48
  • 第三章 言語地理学の諸傾向と諸原則
  • 1) 否定的原則と肯定的原則 / p54
  • 2) 少壮文法学派の非融通性に対する反動:音韻法則の空中楼閣性と音韻法則の問題 / p55
  • 3) 肯定的学説:言語生態の新しい基礎 / p64
  • 4) 形態の重要性
  • 事故と治療薬。語彙と意義事実 / p66
  • 5) 語の旅行 / p69
  • 第二部 言語の内部現象 / p72
  • 第一章 形態の変化。回帰
  • 同音衝突と牽引
  • 1) 内部現象の重要性 / p72
  • 2) 回帰と間違った回帰
  • フランス語発音史中におけるその適用例 / p73
  • 3) 同音衝突:ガスコーニュ地方における雄鶏と猫の名称
  • フランス語はどうやって同音語彙の衝突を予防し,治療するか / p80
  • 4) 類音牽引または民衆語原:その機能,作用範囲
  • 類音牽引はどうして比喩語を惹起するか / p90
  • 5) 癒着と切断:添付部分と切断語 / p101
  • 第二章 語の病理学と治療学 / p106
  • 1) 言語中の破壊因子と復興因子 / p106
  • 2) 北部諸方言における語の混乱の実例 / p109
  • 3) 音韻的不具語の処置:語頭または語末の補強工作 / p113
  • 4) 冠詞の性別と動詞の人称の混同 / p120
  • 第三章 文法上の現象 / p123
  • 1) 或る種の現象の範囲とその一般性
  • 文法屈折の破壊に関するテラシェの研究 / p123
  • 2) 名詞の屈折:デュラン嬢の研究
  • 回帰
  • 助詞と合約語の除去 / p126
  • 3) 動詞の形態:フプシュミートの研究
  • フランス語における単純過去形態の除去
  • èreとétait / p132
  • 4) 動詞中の同音衝突:語根のない動詞
  • cloreとclouer,frireとfriser / p135
  • 5) 原語彙とその合成語と派生語との相互関係
  • 指小辞化解除の現象 / p140
  • 6) 統辞現象:ロンジャとプロヴァンス語の統辞論 / p144
  • 第四章 意味と語 / p147
  • 1) 語と事物の関係:壺と鍋
  • 鋤と地図
  • 匙 / p147
  • 2) 語彙の連帯性。意味集団:週日の名称 / p152
  • 3) 純粋な語の創造の稀有性:比喩の翻訳
  • 潜在語の顕現
  • あだな,説明語 / p154
  • 4) 意味の喰違い:身体各部,衣服,事物,動植物の種属について / p158
  • 5) 語彙の複雑性:職業,家庭,年齢,性別,個人による変異 / p164
  • 第三部 言語の外部現象。諸方言間の交換と反撥 / p171
  • 第一章 方言の多様性とその原因 / p171
  • 1) 方言の異化と統一 / p171
  • 2) 種族的原因:その実際の影響範囲
  • 基層の影響,若干の例 / p172
  • 3) 社会的原因:孤立のために生じる方言の多様性
  • 都市国家,封土と言語群
  • 言語境界,言語特徴の束線と混交地帯 / p179
  • 4) 内部的原因
  • 使用の稀れなためにおきる語の変化性 / p183
  • 5) 語彙の多様性の一例:低オーヴェルニュ地方における黄金虫の名称 / p184
  • 6) 発音の多様性の一例:低オーヴェルニュ地方における二重母音au / p187
  • 7) 同一地方にいくつもの言語が累積する場合:俚語,文語,方言
  • 言語境界地方における多語併用 / p191
  • 第二章 語の旅行:潮流と障壁 / p195
  • 1) 語の旅行と語の変形 / p195
  • 2) 言語侵入の一例:フランスにおける《じゃがいも》の諸名称 / p199
  • 3) 語の移動と言語有機体 / p200
  • 4) 言語潮流 / p202
  • 5) 地理的障壁:山,無人の地,海,河
  • 言語障壁 / p203
  • 6) ラテン期前の言語の再建。リギュール語,エトリュスク語など / p205
  • 7) 隠語の歴史に適用された言語潮流理論 / p210
  • 8) 言語国境と境界の移動 / p213
  • 9) 種族的進出と社会的因子 / p216
  • 第三章 放射と波動中心地 / p221
  • 1) 潮流は社会的条件に従う / p221
  • 2) 放射による音韻変化の伝播
  • 4世紀より8世紀にいたるロマン語の口蓋化とノルマノ・ピカルディー語の障壁 / p222
  • 3) ロマン語化と俗ラテン語の二つの層:非キリスト教ラテン語とキリスト教ラテン語 / p231
  • 4) ゴール地方におけるロマン語化潮流と原点
  • ナルボンヌとリヨンの役割
  • リヨン生成語
  • スペインにおける諸潮流 / p233
  • 5) ゲルマン植民地とフランク語,西ゴート語とビュルゴンド語の地区
  • 中央高原西部におけるamaza(あり) / p238
  • 6) 順次に色々の影響をうけた地方:カタロニア地方とオーヴェルニュ地方 / p241
  • 7) フランス標準語はどんな風にしてフランスに拡ったか
  • 形態と語の放射:soif,établi,il faut / p242
  • 言語地理学文献 / p251
  • 索引 / p263

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 フランス言語地理学
著作者等 Dauzat, Albert
松原 秀治
横山 紀伊子
Albert Dauzat
書名ヨミ フランス ゲンゴ チリガク
出版元 大学書林
刊行年月 1958
ページ数 299p 地図
大きさ 19cm
NCID BN03884166
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全国書誌番号
58009153
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言語 日本語
原文言語 フランス語
出版国 日本
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