向井承子 著
東京に住む向井さんの家に、両親が身を寄せたのは、1972年の春のことでした。お父さんは73歳。お母さんは68歳。二人ともいくつかの病気を抱えていました。当時の平均寿命が、男69歳、女74歳。「親孝行も数年のことだと思った」と向井さんは正直に書いています。でも、それは「甘っちょろい誤算」でした。すでに日本の高齢化社会は急速に進みつつあったのです。老父母との20数年間の暮らしのこまごまを記録し、日本の老人医療・福祉のありかたを根本から問い直す本。
「BOOKデータベース」より
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