森下みさ子 著
いつの時代も、結婚は娘にとっての一大事業であるが、地縁的つながりの薄い江戸時代の大都市の適齢者は、いかにして相方を求めたのか。着飾って出歩く娘、見知らぬものの行き交う場所を見初め・見合いの場と定め、その演出を商売とする仲人、やたらと喧しく面倒な作法書、そしてまとわりつく「家」の思惑、親の思い-替え玉見合いやろくろ首の美人妻など、悲喜劇譚が繰り広げられる様々な婚姻模様を通し、都市生活の断面を窺う。
「BOOKデータベース」より
[目次]
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ