森永良子 著
さまざまな問題をもった子供たちに接しながら、私は、ふとしたきっかけから、犬たちを使って心理学的な実験をするようになりました。そして、犬たちを観察しながら、ふりかえっては子供の問題を考えていました。親ばなれをして成長していく子犬の姿に、巣立とうとしているわが子の姿を重ねてみたこともあります。その意味で、これは犬の研究ではなく、一人の臨床にたずさわる者の「母と子についての覚え書き」といったほうが自然であるかも知れません。
「BOOKデータベース」より
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