この本は、学部学生と大学院生のための遺伝学の入門テキストである。話が歴史的にではなく論理的に展開していくので、古典遺伝学の研究成果を、現在の遺伝子の分子的性質に関する知識に照らしながら評価することができる。この本の重点は、遺伝学と分子生物学の基本的な考え方と、それが細胞レベルの生物学にどのように関わるのかということに置かれている。また、必要に応じて、われわれの遺伝学の知見に決定的な貢献をした人々について、そして彼らが実際に行った実験の詳細について知ることができるようになっている。
「BOOKデータベース」より