出来事の民族誌 : フィリピン・ネグリート社会の変化と持続

清水展 著

1970年代末のカキリガン集落に住み込んで暮らした20ヶ月ほどの体験は、筆者にとって決定的な意味を持っている。夜は早くに就寝し、夜明けとともに起き、昼食後の昼寝と夕方の水浴びを日課とした、事件が起こらない限りは単調な日々の繰り返しの中で、日本にいる時とは全く異質な時間が流れた。無為の快感は異文化の中で暮らす緊張感とが混じり合い、精神の解放と覚醒とが同時にもたらされた。本書で試みようとしたことは、そうした生活体験を通して、筆者がその滞在中に、そして今日に至るまで続けてきた「彼ら」に対する理解の模索の成果を、民族史のかたちで記述することであった。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 出来事の諸相(景観の中の歴史
  • アモック事件をめぐる素描
  • 開発プロジェクトの併呑受容
  • 病いの体験)
  • 第2部 社会編成の動態(社会集団の編成
  • 結婚をめぐるダイナミズム
  • バンディ<婚資>-出来事の懐柔をめぐって)
  • 付録 パン・ダロイ夫婦家族の経済生活

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 出来事の民族誌 : フィリピン・ネグリート社会の変化と持続
著作者等 清水 展
書名ヨミ デキゴト ノ ミンゾクシ
書名別名 Dekigoto no minzokushi
出版元 九州大学出版会
刊行年月 1990.2
ページ数 384p
大きさ 22cm
ISBN 4873782430
NCID BN04706673
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全国書誌番号
90028349
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言語 日本語
出版国 日本
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