ハインツ・コフート 述 ; ミリアム・エルソン 編 ; 伊藤洸 監訳
自己愛パーソナリティ障害の概念は、DSM‐3でとりあげられ、またカーンバークとコフートが幼児期の誇大自己の観点から論じ、今日もっとも注目を浴びる理論の一つとなっている。コフートの理論は、被分析者の自己愛の検討から出発した。そして、フロイトが欲動と防衛を重視するのにたいし、二つの極を持った自己なるものを考えた。本書はコフートが行なった講義と討論の記録をまとめたものであり、難しいとされる理論が、わかりやすく述べられ驚くほど平易に説かれている。
「BOOKデータベース」より
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