浅井香織 著
フランス第二帝政期、それは"偽王"ルイ・ボナパルトの指揮する、いかがわしくも活気に満ちた虚飾の時代であった。成上り者のブルジョワと欲望露わな大衆が共存するパリにあって、芸術は快楽として消費される記号にすぎず、芸術家は大衆により操作されつつ大衆を操作する新しい戦略を余儀なくされる。本書は、胡散臭いパリのざわめきを取り込み増殖させて鳴り響く音楽を、様々なミリューの中で聞きとろうとする野心的試みである。
「BOOKデータベース」より
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