副館長・菅まゆみの壮烈な癌とのたたかい、業務の停滞-浦安の危機を感じて再び館長に返り咲いた著者を待っていたものは-。1983年にオープンした浦安図書館は貸出し冊数500万冊突破の最短記録をつくり、44万冊収蔵可能の<本の森>棟を落成するなど、いま記録ずくめのめざましい偉業を更新中である。地域の発展や文化、コミニュケーションに図書館がいかに有効で望ましいか、本の収蔵が文化遺産としていかなる意味をもつか。「良い図書館とは、良い図書館員とは」の理想を求めて、明確な意識と使命感に燃える図書館員たちのなまの活動を,著者は熱い筆致で綴る。
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