ルート・ベアラウ 著 ; 好村富士彦, 増本浩子 訳
ブレヒトには妻ヘレーネ・ヴァイゲルをはじめとして、多くの女性協力者がいた。ルート・ベアラウは、ブレヒトの書いた『メ‐ティ』の恋愛論に出てくる女性「ライ‐トゥ」のモデルであり、最も緊密な同志だった。1933年、27歳の夏、彼女はデンマークに亡命中のブレヒト夫妻と知り合い、女優の仕事と夫を捨てて亡命の旅をともにする。その後20年以上にわたって、ブレヒトへの愛と、彼の仕事への協力を貫きとおした。嵐の時代を激しく生きた一人の女の、貴重な証言にみちた自伝的回想録。
「BOOKデータベース」より
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