哀しきものの記録

桜井忠温 著

[目次]

• 一 切腹小僧 / 15
• 二 十年役の弁当持 / 27
• 三 女郎よ心得ませい / 36
• 四 漱石先生と美少年 / 40
• 五 ヘイ、手妻師で / 44
• 六 右向け左 / 49
• 七 踊る乃木さん / 55
• 八 雲遠し一万六千キロ / 62
• 九 子規は馬の尻から / 67
• 一〇 この人は死ぬるだろう / 73
• 一一 心中の見本 / 80
• 一二 忍び寄る影 / 89
• 一三 友はひとりロシアに / 94
• 一四 血の水たまり / 100
• 一五 ローソクの灯 / 108
• 一六 眼のあるタマ / 115
• 一七 死にたくはないが / 118
• 一八 愛の使途 / 126
• 一九 赤き笑い / 135
• 二〇 「肉弾」で叱られ / 142
• 二一 ロマショフ少尉 / 153
• 二二 恋人のおとずれ / 159
• 二三 ステッセルを救う / 165
• 二四 小説「寄生木」 / 169
• 二五 吾友は捨てられ / 179
• 二六 孤剣漂然乃木来 / 185
• 二七 女房馬賊のために / 191
• 二八 張作霖対面 / 198
• 二九 女のせり市 / 202
• 三〇 作霖少しも騒がず / 207
• 三一 田舎侍よ帰れ / 211
• 三二 敵は本能寺に / 216
• 三三 ある女、ある女 / 220
• 三四 林芙美子さんとの約束 / 226
• 三五 城代家老の眼の色 / 231
• 三六 カイゼルを訪ねて / 239
• 三七 悲しみは北の果てに / 251
• 三八 冥国銀行 / 262
• 三九 広野哀れ / 270
• 四〇 生きているのか / 279
• 四一 いばらの中から / 286
• この著について / 295
• 著者近影 / 297

「国立国会図書館デジタルコレクション」より