広田鋼蔵 著
世をあげて欧米の模倣だけに眼を奪われていた明治中期において、すでに独創性の重要性を見抜き、基礎科学の振興とその教育の充実を提唱した先覚的化学者桜井錠二。そして、彼と激しい対立・抗争を重ねた、長井長義を頂点とする反桜井学者群。これら両者の思想・言動を、丹念に蒐集した史料を基に、しかも多くのエピソードを交えつつ生き生きと描き出し、従来タブーとされていた学界の裏面を赤裸々に語っている。
「BOOKデータベース」より
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