経済学の神話性

E.J.ミシャン 著 ; 都留重人 ほか訳

経済学は暮らしを豊かにしてくれる学問であり、政策立案の案内役をする科学であると、われわれは信じている。そして経済的進歩は好ましい生活を約束すると思いこんでいる。この危険な幻想によって、われわれの判断力は曇り、文明は危機に陥った。貪欲な産業活動と科学技術の暴走が、地球規模の環境破壊を引き起こしている。なによりもまず、慣習的経済学の神話性を明らかにして、それを生活と政策の指導原理の座から引きずりおろさねばならない。そうすることができたなら、その次にわれわれは、永続しうる文明を築くための、厄介ではあるが遥かにやりがいのある仕事に取り組むことができるだろう。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 需要牽引と賃金圧力
  • 第2章 新しいインフレーション
  • 第3章 選択の自由の限界
  • 第4章 経済学専門知識における神秘性
  • 第5章 GNP-計測なのか妄想なのか
  • 第6章 抑圧への道
  • 第7章 未来はかつてほど輝いていない
  • 第8章 宗教、資本主義、そして技術

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 経済学の神話性
著作者等 Mishan, E. J.
Mishan, Edward J
柴田 徳衛
都留 重人
鈴木 哲太郎
ミシャン E.J.
書名ヨミ ケイザイガク ノ シンワセイ
書名別名 Economic myths and the mythology of economics
出版元 ダイヤモンド社
刊行年月 1987.8
ページ数 282p
大きさ 20cm
ISBN 447821011X
NCID BN01247547
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全国書誌番号
87053375
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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