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一茶の作家肖像
前編 (一茶の愛と死)
大場俊助 著
[目次]
- 目次
- 序文
- 一 一茶と花嬌-愛と死・交霊の記録- / 1
- (一) 序章・愛の諷喩 / 1
- (二) 上総の星迎 / 14
- (三) 沈黙の蝸牛 / 21
- (四) 翌日なき春 / 27
- (五) 花嬌来たる / 30
- (六) 東浦賀の専福寺 / 33
- (七) 花嬌対湖庵の会 / 41
- (八) 富津の破船 / 46
- (九) 長命寺の左茗塚 / 48
- (一〇) 花嬌百カ日 / 52
- (一一) 上総富津の大乗寺 / 56
- (一二) 花嬌三周忌 / 59
- (一三) 群烏旅烏を喰殺す / 71
- (一四) 富津の耳つ貝 / 76
- (一五) 末章・花嬌抄 / 81
- 解説
- (一) 初期一茶の動勢 / 83
- (二) 日記句帳の主題 / 93
- (三) 日記句帳の構成 / 96
- (四) 愛の経過 / 98
- (五) 挽歌意識 / 105
- 二 一茶の「父の終焉日記」-擬装の終焉記・形象転移論- / 109
- 序説
- (一) 小説的構想・構成と結構 / 111
- (二) 擬装の終焉記 / 114
- (三) 単元的規点と一元描写 / 119
- (四) 遺書の内容とその立証 / 124
- (五) 遺産分配と一茶の底意 / 135
- (六) 終焉日記の執筆時期 / 139
- (七) 執筆時期と表現定位 / 149
- (八) 形象転移論 / 155
- (九) 表現性格と精神構造 / 160
- (一〇) 外因性と内因性との関連 / 166
- 三 一茶の遺産争いと躁欝病-その病跡と心象記述- / 171
- (一) 父の病死と遺言(享和元年39「父の終焉日記) / 171
- (二) 本所五ツ目大島愛宕社(同二年40-三年41「享和句帖」)-見かぎりし古郷の山の桜かな- / 174
- (三) 本所二ツ目相生町五丁目(文化元年42-三年44「文化句帖」)-三とせ不覿、つぎ穂は花も老いにけり- / 180
- (四) 亡父七周忌の帰郷(同四年45)-雪の日や、古郷人のぶあしらひ- / 187
- (五) 六月「廿五日、草津道の記」(同五年46)-仙六来、菓子一袋- / 201
- (六) 「老婆卅三年忌迨夜」の文 / 205
- (七) 和解書「取極一札之事」 / 210
- (八) 「旧巣を売らる文」の虚構 / 224
- (九) 「文化六年句日記」の錯簡(同六年47)-春甫の「董草」共撰- / 232
- (一〇) 花嬌病歿と欝病(同七年48「七番日記」)-古郷や、よるもさはるも茨の花- / 251
- (一一) 精神の昏冥と心象記述 / 283
- (一二) 花嬌三周忌と帰去来矣(同八年49-九年50)-いざいなん、江戸は涼みもむつかしき- / 291
- (一三) 運命と死の象徴的記念碑-是がまあ、終の栖か雪五尺- / 310
- (一四) 嗟歎と絶望の春(同一〇年51)-人並の正月もせぬしだらかな- / 316
- (一五) 和解書「熟談書付之事」 / 325
- (一六) 遺産解決後の非難悪評-信濃路や、雪が消えれば蚊が騒ぐ- / 339
- (一七) 待望の故山の花は咲いたが-待々し桜となれどひとりかな- / 342
- (一八) 許由・西行の見えぼう-蛙穴に入って、弥勒の御代を頼むかな- / 344
- (一九) 畑六丁鋤の交換分合-どれどれが汝の山ぞ、ほととぎす- / 347
- (二〇) 躁病と精神の昂揚-有明や、不二へ[フジヘ]と蚤の飛ぶ- / 350
- (二一) 昂奮の鎮静-下々も下々、下々の下国の凉しさよ- / 354
- (二二) 癰を病む・仙六の見舞-人来たら蛙となれよ、冷し瓜- / 360
- (二三) 悪年の回顧-とく暮れよ、今年のやうな悪年は- / 365
- (二四) 家屋分割と結婚(同一一年52)-五十聟、天窓をかくす扇かな- / 367
- 附記・資料解説 / 370
- 跋文
「国立国会図書館デジタルコレクション」より
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書名 |
一茶の作家肖像 |
著作者等 |
大場 俊助
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書名ヨミ |
イッサ ノ サッカ ショウゾウ |
シリーズ名 |
一茶研究叢書 ; 第1編
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巻冊次 |
前編 (一茶の愛と死)
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出版元 |
芦書房 |
刊行年月 |
1964 |
ページ数 |
375p |
大きさ |
20cm |
NCID |
BN0976478X
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全国書誌番号
|
57002088
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言語 |
日本語 |
出版国 |
日本 |
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