ある者はいわれのない罪で辺境に流され、またある者は理不尽な権力にさからい、追われる身となった。高い志をもちながら、社会からはみだし、梁山泊に集った「ならず者」たち。その数、百八人。民をしいたげる悪徳官僚たちに、敢然と反旗をひるがえした豪傑たちの活躍をえがく、中国が生んだ熱血大河ドラマ。
「BOOKデータベース」より
劉備、関羽、張飛の胸のすくような大かつやく。諸葛孔明の目をみはるような才知。やがては、ほろんでいくこれらの英雄たちに心からの同情と声援をおくりたくなる、物語のおもしろさ。『三国志』は、時代をこえて、語りつがれ、読みつがれ、子どもたちを夢中にさせた中国の雄大な歴史小説なのです。
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北宋の時代の中国に,人望あつい指導者宋江のもとに集まった108人の英雄豪傑たち。いれずみ和尚の魯智深,虎退治の武松,青面獣の楊志など,いずれも腕自慢の熱血漢ばかりが,官軍相手にくりひろげる胸のすくような活躍。妖術合戦や武器を使っての戦法合戦など,痛快で雄大なスケールをもつ中国の歴史小説。
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敗れていった者におくる、喝采と涙の物語。この物語は、蜀を正統とみなし、魏を帝位を奪い取ったものとする立場で語られています。したがって魏の曹操は悪玉、蜀の劉備は善玉としてあつかわれ、諸葛孔明は宰相としてはもちろんのこと、武将としてもきわめて知謀にたけた理想的人物として描かれています。はなばなしい活躍をしながら、不運にも敗れていった人たちに対する同情。それが世の人々の素直な気持ちでしょう。この物語のおもしろさはその点にあると思われます。
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荒れはてた祖国に平和を。正義の男が戦いに立ちあがる。「三人で力と心を一つにして、国のためにつくそう!」劉備、関羽、張飛の誓いが、悪政から民衆を救う。蜀を漢の正統を継ぐものとし魏を簒奪者とする民衆の観点に立ち、それまでの「三国志」説話のストーリーを骨子として、「三国志」劇のストーリーをも取り入れ、正史の『三国志』を参照して、民間説話の中の荒唐無稽な個所を訂正し集大成した、24巻240回、登場人物477名、総字数約89万字におよぶ大長編小説。
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