デカメロン : 新訳  第2

ボッカッチォ 著 ; 高橋久 訳

[目次]

  • 目次
  • 第三日 デカメロンの第二日が終り第三日がはじまる。この日にはネイフィレが主宰して、熱望していたものを努力して手に入れた人のことや、一度失ったものを取りかえした人のことについて話し合う。 / 13
  • 第一話 ランポレッキオのマゼットは啞をよそおって女修道院の園丁になる。すると尼たちはみんな競って彼と寝るという話。 / 18
  • 第二話 一人の馬丁がアジルルフ王の妃といっしょに寝る。王はひそかにこのことを知ると、その馬丁を探しだし、馬丁の髪の毛を切り落してしまう。髪を切られた馬丁は一人残らず仲間の髪を切り落し、あやうく危難を免れるという話。 / 28
  • 第三話 ある青年に恋した婦人が、懺悔と良心の呵責とを口実にして、謹厳な僧侶をそそのかし、僧侶には気づかれないで自分の悦楽をたっぶり味わうという話。 / 36
  • 第四話 ドン・フェリーチェ氏はフラーテ・プッチョにどうしたら贖罪をして至福になれるかを教える。フラーテは贖罪をする。フェリーチェ氏はその間にフラーテの妻と娯しむという話。 / 50
  • 第五話 ツイマがフランチェスコ・ヴェルジェッレージに一頭の馬を贈り、その代り彼の妻と話をする許しを得る。しかし彼女は黙って答えないので、彼が彼女に代って返答する。こうして彼の返答どおりの結果になるという話。 / 58
  • 第六話 リッチャルド・ミヌートロはフィリッペッロ・シギノルフォの妻に思いをよせる。リッチャルドは彼女が嫉妬深いと聞いて、自分の妻がフィリッペッロと翌日温泉に行く手筈をしていると思いこませ、彼女をそこへ出向かせる。彼女は自分の良人と寝ていると思いこんで、実はリッチャルドと寝ていたことに気がつくという話。 / 67
  • 第七話 テダルドは自分の女に腹をたててフィレンツェを去る。しばらくして彼は巡礼の姿を装いフィレンツェへ帰って来る。彼は昔の女に会ってその誤りを悟らせ、その女の良人が自分を殺したという嫌疑で死刑にされようとしていたのを救い、自分の兄弟たちと仲直りをさせる。それからは巧みに彼女と娯しむという話。 / 80
  • 第八話 フェロンドはある粉薬を飲んで死人として埋葬される。ところが彼は、自分の妻とねんごろになっていた修院長の手で墓からひきだされ、牢獄に入れられて煉獄にいると思いこまされる。やがて彼はもとの姿にもどされて、修院長が彼の妻に生ませた子供を自分の子として育てるという話。 / 105
  • 第九話 ジレッタ・ディ・ネㇽボーナはフランス王の瘻を癒し、その報酬としてベㇽトラモ・ディ・ロッシリオーネを良人に迎えたいと願いでる。彼はやむなく彼女と結婚するが怒ってフィレンツェヘ行ってしまう。そしてその地である娘に思いをよせる。ところがジレッタはたくみにその婦人になりすまし、彼と衾をともにして二人の子供を儲ける。そのうちに彼もジレッタを愛するようになり妻として遇するという話。 / 121
  • 第十話 アリベックが隠者になると、僧ルスティコは彼女に悪魔を地獄に追い返すことを教える。だが、やがて彼女は郷里へ帰され、ネエㇽバーレの妻になるという話。 / 136
  • 第四日 デカメロンの第三日が終り、第四日がはじまる。この日にはフィロストラートが主宰して、恋が不幸な結果に終った人たちのことを話しあう。 / 151
  • 第一話 サレㇽノ公タンクレーディは娘の恋人を殺し、その心臓を金の盃に入れて娘に送る。娘はそれに毒水をそそぎ飲んで死ぬという話。 / 163
  • 第二話 僧アルベㇽトはある夫人に、天使ガブリエッロが彼女を恋していると思いこませ、天使の姿になって何度も彼女といっしょに寝るが、その後彼女の親戚の者たちを怖れて、その家から身を投げ、ある貧乏人の家に隠れる。貧乏人は翌日、彼に野蛮人の姿をさせて広場へ連れて行くと、そこで仲間の僧侶たちに見破られて、捕えられ牢屋に入れられるという話。 / 178
  • 第三話 三人の青年が三人姉妹を愛し、彼女たちを連れてクレーティ島に逃れる。嫉妬に狂った長女はその恋人を殺す。次女は長女の死を救うためにクレーティ公に身を任せる。ところがその恋人も彼女を殺し長女といっしょに逃げてしまう。残った三番目の恋人は末の妹とともにその罪を問われ、二人ながら捕えられて罪を白状したものの、死を怖れて金で牢番を籠絡しわずかの金を持ってローディ島に逃げおち、その地で貧乏ぐらしの末死んでしまうという話。 / 194
  • 第四話 ジェルビーノは祖父ブリエルモ王があたえた誓約に背き、チュニス王の王女を奪おうとして、チュニス王の船と戦う。王女はその船に乗っていた者たちに殺され、ジェルビーノは彼等を殺すが、しまいに彼も首を刎ねられるという話。 / 204
  • 第五話 リザベッタの兄弟たちは彼女の恋人を殺す。その恋人は亡霊となって彼女の夢枕に立ち、自分が埋められている場所を告げる。彼女はこっそり恋人の頭を掘りだしてめほうきの鉢に入れ、毎日長いことその上に涙をそそいでいると兄弟たちがそれをとりあげてしまう。するとその後間もなく彼女は悲しみのあまり死んでしまうという話。 / 212
  • 第六話 アンドレウォーラはガブリオットを恋している。彼女は自分の見た夢を彼に話して聞かせ、彼もまた彼女に夢の話をする。すると彼は突然彼女の腕に抱かれたまま死んでしまう。彼女は女中といっしょに彼を彼の家へ運んで行く途中、市庁の警邏に捕えられ事の次第を告げる。市長は彼女を無理矢理したがわせようとするが、彼女はそれをうけつけない。彼女の父は娘が捕えられたことを聞き、娘の無実を知って釈放させる。しかし娘はこれ以上俗世に留まっていようという気をすっかりすてて尼になるという話。 / 218
  • 第七話 シモーナはパスクィーノを愛している。二人はある庭園であいびきしている。その時パスクィーノはサルビアの葉で歯をこすって死ぬ。シモーナは捕えられ、裁判官にパスクィーノがどのようにして死んだか見せようとして、その葉で歯をこすり同じように死んでしまうという話。 / 229
  • 第八話 ジロラーモはサルヴェストラを愛している。彼は母の頼みでやむなくパリーへ行き、帰ってみると恋人が結婚している。彼はひそかに恋人の家に忍びこみ、彼女のそばで死ぬ。死体が教会に運ばれるとそこへやって来たサルヴェストラも又彼の傍で息をひきとってしまうという話。 / 236
  • 第九話 グリエㇽモ・ロッシリオーネ氏は、妻が愛していたグリエルモ・グァルダスターニョ氏を殺し、その心臓を自分の妻に食べさせる。これを知った妻は高い窓から身を投げて死に、恋人といっしょに埋葬されるという話。 / 245
  • 第十話 ある医者の妻が麻酔薬を飲んで眠ってしまった自分の恋人を、死んだものと思って箱につめる。すると二人の高利貸がその箱をそっくり自分たちの家へ運んでしまう。男は眼をさますが泥棒だと思われて捕えられる。医者の妻の女中が高利貸の盗んだ箱の中に男を入れたのは自分であると市庁に申し出る。そのため男は絞首刑を免れ、高利貸は箱を盗んだ咎で罰金刑に処せられるという話。 / 251

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 デカメロン : 新訳
著作者等 Boccaccio, Giovanni
高橋 久
ボッカッチォ
書名ヨミ デカメロン : シンヤク
シリーズ名 新潮文庫
巻冊次 第2
出版元 新潮社
刊行年月 昭和40
ページ数 2冊
大きさ 15cm
NCID BA5072064X
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全国書誌番号
66000852
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言語 日本語
出版国 日本
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