碧南偏執的複合的私言 : 永島卓詩集

永島卓 著

[目次]

• 屈辱の谷で血は染まる / 8
• 橋の言葉から出てゆこう / 12
• みえない自らの敵について / 14
• 虹の掟よふるさとの泪はすでに / 16
• おれからきみへと反復するふるさとへの執拗な手紙 / 19
• 1960・6・15地方 / 33
• 芥の河はおれたちに悲劇を祭る / 36
• 毒には毒を喰わせてやれ / 40
• 門のそとで木や花が死んでゆく唄 / 44
• 忍従にまみれた仮面をおれたちの季節の手で / 49
• 幻影の風土へさかのぼる河は遠い空のなかで / 54
• すべての欺瞞をきみたちはその風土で曝せ / 58
• 沈黙のおとこの声がかえらないときに起るふるさとの母音 / 63
• 訣別の空にひそむ樹 / 68
• 森よゆるやかな眠りからさめよ / 74
• ここにひとつのみちがあるとすれば / 81
• 異説・兎と亀のエピソード / 84
• ひとみさんこらえるとゆうことは / 88
• 一九六二年・裏切り者の約束 / 93
• 証言のなかでなみうつ兇器 / 100
• 一九六三年・報復するわれらの問い / 106
• 幻影のそとでよみがえる囚人 / 111
• いま私刑は私刑でめざめる / 117
• 鳥の巣はいつでも空っぽだった / 121
• 一九六五年秋はしずかな残酷のうた / 125
• おれたちのレ・バンクエンの夜の瞳の / 134
• 一九六六年代の未知なるものへ / 138
• 柔らかにうごめくおれたちの腱 / 141
• 作品年表 / 146
• 後書 / 148

「国立国会図書館デジタルコレクション」より